シンボパン・暗渠の緑川に沿ってインフラ設備を眺めるお散歩

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今日のコース

今日の多摩地区はよく晴れています。午前中からちょっと用事があってあまりゆっくりできないので、少し短めのコースで朝散歩します。

今日のゴールに選んだのは、シンボパンというとても小さいベーカリーカフェ。小さいけれどモーニングメニューもあって朝早くから開店しているようです。

今回は立川駅の南側から出発、東側をぐるっと回って立川駅北口のシンボパンに行くルートをたどりました。

シンボパンのモーニングとチャイ
シンボパンのモーニングとチャイ

緑川第三児童遊園

出発は多摩都市モノレール立川南駅から少し南に行ったところから東西に伸びる一方通行の道路。朝日に向かってまずは東へ。

朝日を正面に羽衣町三丁目に向かう道
朝日を正面に羽衣町三丁目に向かう道

立川通りを過ぎてみのわ通りにでたところで、緑川第三児童遊園につきました。

緑川第三児童遊園入り口
緑川第三児童遊園入り口

入り口は小さいですが奥の方まで細く長く続いています。ここは立川飛行場からの排水を流す緑川という川があった場所です。緑川は今は暗渠になって、その上には道路や公園が整備されています。この緑川第三児童遊園もそんな「緑川に沿って暗渠の上に作られた施設」の一つ。

地図で見ると奥にある緑川第二児童遊園と連続しているようだったので、今日は緑川の暗渠の上を歩くことにして公園の奥へ。

と思ったらJR南武線の線路に遮られて緑川第二児童遊園の方へは通り抜けできませんでした。

緑川第三児童遊園から南武線越しに第二児童遊園をのぞむ
緑川第三児童遊園から南武線越しに第二児童遊園をのぞむ

細長い緑川第三児童遊園には出入り口は南端の一つしかない様子。Uターンして出入り口に戻り、みのわ通りを少し北上してから南武線を渡って、やっと緑川第二児童遊園側に抜けました。

羽衣いちょう通り

ここからまた北上します。ここでは緑川の暗渠の上はイチョウの並木がある幹線道路になっていて、羽衣いちょう通りという名前がついています。

羽衣いちょう通り
羽衣いちょう通り

早朝でまだほとんどのお店がしまっていますが、個性的なお店が多くて楽しそう。中でも一番個性的だったのがこちら。

二十四時間営業の餃子無人直売所
二十四時間営業の餃子無人直売所

餃子だけ売っている餃子専門店ですが、無人でしかも二十四時間営業です。左奥に餃子がぎっしり並んでいます。1日何個くらい売れるのか気になるところです。

羽衣いちょう通りを北向きに歩いて立川国分寺線(都道145号線)に出ると、緑川の暗渠の上はとても細長い公園になりました。緑川第一児童遊園です。

緑川第一児童遊園
緑川第一児童遊園

公園の北端は、地図では隣にある曙三第二公園と繋がっているように見えますが、残念ながらJR中央線のところで通せんぼされていました。下の写真の右側が緑川第一児童遊園、左奥が曙三第二公園です。

中央線高架下の羽衣小橋
中央線高架下の羽衣小橋

上の写真の下側の道路の両脇にコンクリートの柵がついていますが、何かわかりますか?暗くて見えにくいですが、手前側に「はごろもこばし」と書いてあります。何と、橋なんですね。

緑川が暗渠になって70年近くになりますが、暗渠になる前に使われていた橋の多くがまだこうやって残されているのが緑川の特徴的なところです。

とりあえず、線路の向こうに出るために一旦西に向かいます。そこにあったのは線路の電線に電気を供給している変電所。

東日本旅客鉄道株式会社立川変電所
東日本旅客鉄道株式会社立川変電所

ここの電力で中央線が支えられているんですね。

緑川通り

中央線の下を潜ると、暗渠の上はすごく広い道路になります。その名も緑川通り。

緑川通り(曙第六公園付近)
緑川通り(曙第六公園付近)

この道路、片道一車線で車道自体はそんなに広くないんですが、中央分離帯がかなり広いです。単に道路を分離しているだけでなく、すごく細長い駐車場や公園として使われています。

緑川第5駐車場
緑川第5駐車場

そして南北方向の道路と交差するところにはやっぱり橋が。

曙三丁目橋
曙三丁目橋

昭和二十九年と言うと1954年ですね。写真を全部載せているとキリがないですが、当時の橋がまだたくさん残されています。

昭和29年7月の橋
昭和29年7月の橋

そして曙町三丁目交差点付近にあるのがこちら。ガス会社の大きなタンクです。

東京ガス株式会社立川ビル
東京ガス株式会社立川ビル

さらに西に進むと巨大な電波塔が見えてきます。こちらはNTTコミュニケーションズの携帯電話の電波塔です。

NTTコミュニケーションズの電波塔
NTTコミュニケーションズの電波塔

立川駅近くまで来るとビルが多くなって緑川通りの巨大な中央分離帯もなくなりました。

緑川通り(立川駅北口付近)
緑川通り(立川駅北口付近)

この辺りから北に向かって小さな路地に入ります。シンボパンはこの奥。

緑川通りから路地裏へ
緑川通りから路地裏へ

小さくて目立たないですが、無事シンボパンを発見しました。以前自転車屋さんだった時は何回か利用したことがありますが、今は自転車は修理受付だけしていて本業はベーカリーカフェの様子。実はパン屋さんになってから来るのは初めてです。

シンボパンの外観
シンボパンの外観

約一時間、6千歩のお散歩でした。

緑川通りからシンボパンのルート
緑川通りからシンボパンのルート

シンボパン

個人で営業しているシンボパンはとても小さいベーカリーカフェです。

シンボパンの内装
シンボパンの内装

席数は11だけ。Wi-FIも電源もないのであまり長居するところではありません。ここはどちらかというと店長さんの趣味が前面に押し出された、一種独特なポップな雰囲気を楽しむべきお店ですね。

シンボパンの照明
シンボパンの照明

照明の飾りも個性的ですし、椅子も机もあえて全部バラバラのデザインです。好き嫌いが分かれそうな気がしますが、私は結構好きです、こう言うの。

今日のモーニング

早速朝ごはんをいただきます。ショーケースにはすでに焼き上がったパンが何種類か並んでいました。そちらを注文することもできますが、今日はモーニングのセットメニューをいただきます。モーニングは飲み物つきで千円。飲み物は何種類か選べますが、今回はチャイをいただきました。

シンボパンのモーニングとチャイ
シンボパンのモーニングとチャイ

今日のモーニングセットはパン、バター、スープ、ヨーグルト、ベーコンエッグ、サラダ、ドリンクです。おかずは少しずつなので1,000円はそれほど安くはないです。

なので「朝はあっさりしていていいから安く済ませたい」人にも「とにかくガッツリお得に食べたい」人にもあまりお勧めしませんし、上に書いたように電源もWi-Fiもないので「カフェで優雅にノマド」な人にもお勧めしません。

じゃあ誰にお勧めしたいお店かと言うと、これはもう「美味しいパンを食べたい人」になるかと思います。それくらい、おいしかったです。このパンが。

何と言うか、すごくコクがあって噛み締めるほどに味が出てくると言うか。かれこれ50年近く生きていますが、まず間違いなく今までで一番美味しいパンでした。今日は用事があって食後すぐに帰りましたが、これからも何度も行ってみたいお店でした。

アクセスと立ち寄りスポット

シンボパンは立川駅北口にあります。今回は東側からぐるっと緑川通りを通ってきましたが、そんな遠回りをしなくても立川駅から歩いてすぐです。

関連ランキング:パン | 立川駅立川北駅立川南駅

この付近のおすすめの立ち寄りスポットは、喫茶室ルノアール立川北口駅前店に行った時の記事をご参照ください。

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